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クルーザーの船底を点検するスタッフ

船底整備

船の重要な金属部品を海水による腐食から守るため、また電気機器類を安全に動作させるため、船底にはアノードと呼ばれる犠牲陽極板が取り付けられています。自らが犠牲になることで他の金属を守るための消耗部材ですので、定期的な交換が必須です。交換の際には、消耗具合に応じて最適な大きさのジンクを再選定します。

※予め図面等でジンクの個数や型式が確認できない場合、船を上架しての現況確認となります。

プロペラや舵など船にとって重要な金属部分の保護も、船を維持するためには欠かすことのできない作業です。ジンク交換に併せて、金属部品表面の錆や古いコーティングを剥がして防錆塗料を塗り直します。

錆びついているプロペラ

その他、シーチェストと呼ばれる海水の取り入れ口に貝やゴミが詰まっていないか点検したり、普段は見れない部分を重点的にメンテナンスします。

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